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Kubernetes v1.21 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン
コンテナの環境変数の定義
このページでは、Kubernetes Podでコンテナの環境変数を定義する方法を説明します。
始める前に
Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 このチュートリアルは、コントロールプレーンのホストとして動作していない少なくとも2つのノードを持つクラスターで実行することをおすすめします。 まだクラスターがない場合、minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:
バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください:kubectl version
.コンテナの環境変数を定義する
Podを作成するとき、そのPodで実行するコンテナに環境変数を設定することができます。環境変数を設定するには、設定ファイルに env
または envFrom
フィールドを含めます。
この演習では、1つのコンテナを実行するPodを作成します。Podの設定ファイルには、名前 DEMO_GREETING
、値 "Hello from the environment"
を持つ環境変数が定義されています。Podの設定マニフェストを以下に示します:
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
name: envar-demo
labels:
purpose: demonstrate-envars
spec:
containers:
- name: envar-demo-container
image: gcr.io/google-samples/node-hello:1.0
env:
- name: DEMO_GREETING
value: "Hello from the environment"
- name: DEMO_FAREWELL
value: "Such a sweet sorrow"
マニフェストに基づいてPodを作成します:
kubectl apply -f https://k8s.io/examples/pods/inject/envars.yaml
実行中のPodを一覧表示します:
kubectl get pods -l purpose=demonstrate-envars
出力は以下のようになります:
NAME READY STATUS RESTARTS AGE envar-demo 1/1 Running 0 9s
Podで実行しているコンテナのシェルを取得します:
kubectl exec -it envar-demo -- /bin/bash
シェルで
printenv
コマンドを実行すると、環境変数の一覧が表示されます。# コンテナ内のシェルで以下のコマンドを実行します printenv
出力は以下のようになります:
NODE_VERSION=4.4.2 EXAMPLE_SERVICE_PORT_8080_TCP_ADDR=10.3.245.237 HOSTNAME=envar-demo ... DEMO_GREETING=Hello from the environment DEMO_FAREWELL=Such a sweet sorrow
シェルを終了するには、
exit
と入力します。
備考:env
またはenvFrom
フィールドを使用して設定された環境変数は、コンテナイメージで指定された環境変数を上書きします。
備考: 環境変数は相互に参照でき、循環して使用可能です。使用する前に順序に注意してください。
設定の中で環境変数を使用する
Podの設定で定義した環境変数は、Podのコンテナに設定したコマンドや引数など、設定の他の場所で使用することができます。以下の設定例では、環境変数GREETING
、HONORORIFIC
、NAME
にそれぞれ Warm greetings to
、The Most Honorable
、Kubernetes
を設定しています。これらの環境変数は、env-print-demo
コンテナに渡されるCLI引数で使われます。
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
name: print-greeting
spec:
containers:
- name: env-print-demo
image: bash
env:
- name: GREETING
value: "Warm greetings to"
- name: HONORIFIC
value: "The Most Honorable"
- name: NAME
value: "Kubernetes"
command: ["echo"]
args: ["$(GREETING) $(HONORIFIC) $(NAME)"]
作成されると、コンテナ上でecho Warm greetings to The Most Honorable Kubernetes
というコマンドが実行されます。
次の項目
- 環境変数の詳細
- Secretを環境変数として使用する詳細
- EnvVarSourceをご覧ください。